8月11日〜15日にかけて中国の広州と深圳に出張に行って来ました。
12.13日は広州にある広東公傷病院にて中国初の水治運動療法士養成講座を開設。
北京や上海、寧波や海南等の10を超える病院関係者の方々が足を運んで下さり、中国における水リハへの期待度を感じる事が出来ました。
14日、日本で言うところの財閥にあたる恒大集団へのプレゼンテーション、深圳龍城病院への訪問を行いました。 これから水リハを導入するにあたりプールに対してどんな価値観、存在間を見出す事ができるのか、今存在しているプールを有効的に活用する為には何をする必要があるのかをそれぞれ議論してきました。
15日、カントリー支局として認定されているJCの新オフィスに訪問。曽社長やジェニファーと今後の事業展開について会談。
物を売ることで利益を得るのではなく、患者さんが喜んでくれる事に最終的な目的があるんだという社長の言葉に感銘を受けました。
今回の出張では、中国での水リハに対する期待値は非常に高く、既に導入されている施設が多く存在していると言う事がわかりました。(場所にもよりますが、公的な病院にはプールを入れることが必須条件となっているみたいです)
中国のことわざにある、【上善如水】=最高の善は水のようである。と言う言葉が現すように、中国においても〝水は体に良い〟と言う認識は歴史的認識の中においても当たり前に存在しているようです。
しかしながら、プールは存在するものの患者さんが殆ど利用していない、プール指導にマンネリ化が生じている(指導者の知識や技術不足)等の問題に直面しており、結果的にプール部門が赤字になるケースがでているのが現状だと言うことでした。
これらを通じて感じることは、中国でも実際に直面している問題は日本と同じだと言うことです。
良いものは良い、それは誰もが分かっている事ではあるけど、それを知識や技術として伝える、具現化するノウハウが存在しない。それらを実現するにしてもコストがかかるからなかなか手が出せない。結果的に後回しになりプールには水が入ってないと言う悪循環。
我々協会としては、それらの悪循環を打破すべく療法士の育成も然ることながら、水リハの体験会や啓蒙活動を通して1人でも多くの利用者ニーズを生み出して行くこと。そこを出発点として、水リハ=赤字と言う経営面におけるマイナスイメージの払拭をして行く事にまずは全力を注いでいく所存です。
今回の出張に全面的にサポートしてくれたJCの方々や講座を開くにあたり尽力して頂いた王さん、参加された病院関係者の方々に本当に感謝しています。ありがとうございました。
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